インプラント|聖蹟桜ヶ丘駅徒歩2分の歯医者|聖蹟とよしま歯科

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診療室

インプラント

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口腔インプラントとは

インプラント模型

う蝕(むし歯)、歯周炎(歯周病、歯槽膿漏)や外傷などで歯を失った場合、または先天的に欠損している場合に人工歯根(インプラント体)を歯槽骨(顎の骨)に埋め込み、その上部に歯冠の形態を再現し、機能や審美的性(見た目)を回復させる方法です。欠損形態が大きい場合はインプラントを義歯の補助として使用するインプラントオーバーデンチャーという選択肢があります。

これまでの歯を喪失した場合の一般的な治療は、義歯(入れ歯)やブリッジが一般的でしたが、入れ歯の場合は取り外しの煩わしさや異物感、咬合力(噛み心地)の回復限界などのデメリットがあり、ブリッジの場合は健康な歯を削る必要があることや清掃性などのデメリットが挙げられます。一方インプラント治療は歯を削る必要はなく、強い咬合力や審美性の回復を見込むことができます。
インプラントは1960年代にスウェーデンのDr Branemarkらによりインプラント体と骨の直接支持(オッセオインテグレーション)が明らかになり、研究・臨床応用が現在まで行われています。

インプラントの構造と種類

インプラント単独治療に用いられる構造は、顎骨に埋め込まれる人工歯根であるインプラント体、インプラント体の上部にコアとなる(土台のような役割)アバットメント、歯の形態を回復する上部構造(歯冠形態)の3つのパーツから成り立ちます(インプラント体とアバットメントが連結しているタイプがもあり、その場合は上部構造との2パーツから成り立ちます)。

インプラント体で使用する材料はチタン(チタン合金を含め)が多く、その他の金属やセラミックス性状の材料が存在します。チタンは生体適合性に優れており、壊れにくさなどで他の材料よりも優れているのが特長です。アバットメントはチタン合金やジルコニアなど材質を使用することが多く、上部構造は様々な金属やセラミック、ジルコニアなどから選択します。上部構造はスクリュー固定とセメント固定の2つの方法があり、それによりアバットメントの形態や治療手順が変わります。

スクリュー固定のメリット/デメリット

メリット
  1. 取り外しが自由なためアバットメントの緩みなどに対応しやすい
  2. セメントを使用しないため、セメント由来の炎症のリスクが無い
  3. 初期固定が得られやすく、噛む力を周囲の骨に分散できる
デメリット
  1. アクセルホール(スクリューを挿入する部分)の位置により審美性や咬合接触などの制限が出てしまう
  2. 強度が劣るリスクがある

セメント固定のメリット/デメリット

メリット
  1. アクセルホールが必要なく構造的制約が無い
  2. 審美性や咬合接触、強度等もスクリュータイプに比較し容易に付与できる
デメリット
  1. アバットメントの緩みに対して上部構造を除去する必要がある
  2. セメントを使用するため歯肉の中にセメント残留のリスクがある

無歯顎(歯をすべて失った状態;上下片顎または上下顎)の場合は、IOD(implant over denture)とい治療方法を選択することが可能です。インプラント単体で歯の形態を補うのとは異なり、インプラントを義歯の補助として使用します。治療に用いられる構造は、インプラント体の上部にアタッチメントを装着し、義歯側にもそのアタッチメントに対応した形態・機能を義歯に組み込み装着していく治療です。アタッチメントにはバータイプ、ボールタイプ、ロケータータイプ、マグネットタイプなどから選択します。

また部分的に歯を失った場合で義歯にて治療する場合には、IRPD(implant removable partial denture)という方法で治療します。IODと同様にインプラントを補助的に使用しますが、下顎の予後は良好な論文報告がある一方、上顎での予後は不透明な部分もあり選択肢の制約がある治療方法です。

いずれも多数歯欠損の場合、インプラント単体で本数が多くなる治療よりも低侵襲かつ低コストで機能回復できるメリットがあります。

インプラント治療の流れ

1

問診、口腔内審査

  • 主訴の確認;これまでの治療履歴や今後について希望を伺います
  • 欠損形態や残存歯の状態把握(う蝕や歯周炎状態把握含めて)
  • 既往歴の確認;身体的状態や服薬状況、アレルギーの有無や手術歴など
2

インプラントについて説明

  • インプラントのリスクや特徴、およその治療費や方法などについてご説明します
    インプラントを行い際には外科処置を伴います。外科処置に対する不安やインプラントの予後(どれくらいもつのか?)などについてご相談いたします
    高額な治療であるとともに身体的侵襲が必要な処置ですので、ご納得いただいてから検査へ向かっていだたきたいと思います
3

術前検査

  • CT撮影、型取りを行い診査用の模型を作成し診断を行います
    CTを撮影することによりインプラント埋入予定部位の骨の量や硬さ、神経との距離などの情報が得られます。この情報と噛み合わせなどからインプラントの埋入位置やインプラントの長さ、直径などのシミュレーションを行います
4

治療計画立案

  • ここまでの診査や検査をもとに治療計画を立案し治療を進めるか相談を行います
  • この段階で正式な治療費や治療予定期間についてご提示いたします
5

前処置

  • 抜歯、骨造成・骨移植、上顎洞底挙上術など
    ✳︎インプラント埋入と同時に行うこともあります
6

サージカルステント作製

7

一次手術;インプラント体を埋入します

  • 術前にクリーニングを行い、口腔内の環境を整えます
  • 必要に応じて抗生剤の服用をお願いします(感染を予防するため)
  • 手術は1回法と2回法があります。インプラント体の形状や治療方針等で変わります
8

二次手術;インプラント周囲組織を整えアバットメントを連結します

  • インプラント体とアバットメントが一体の場合は行いません
  • 2次手術はインプラント体を埋入した部位の歯肉を切開し、インプラント体にヒーリングアバットメントという構造を連結します。この構造を装着することにより歯肉などの周囲組織の形状等を調整します。組織の治癒が進んだら(2~3週後が目安)アバットメントに置換し上部構造の処置へと進めていきます
9

暫間上部構造作製・装着

  • いわゆる仮歯を作製し装着する過程です
  • 噛み合わせや見た目はもちろんの事、舌感などを含めた違和感などの確認を行い最終構造物へと移行していきます
10

最終上部構造作製・装着

  • 口腔内で従来通りの型を採取する方法と、口腔内スキャナーを使用して作製する方
    法があります。スクリュータイプとセメントタイプでそれぞれ固定方法が異なりますが、固定し治療は終了となります。
11

メインテナンス

  • インプラントのメインテナンスに1番大事なことは日々のセルフケアです
  • メインテナンスのチェック項目
  • ブラッシングのチェック、プラークの残留程度
  • 周囲歯肉の状態;プロービング深さ、出血程度、歯肉の発赤・排膿の有無など
  • インプラントの動揺;インプラント体の動揺、アバットメントの動揺
  • レントゲンでの骨吸収程度;正常でも年間0.2mm以下の骨吸収が見られる
  • 咬合関係の精査;天然歯とインプラントでは動きが異なります。そのため過重負担や歯ぎしりなどの力による喪失のリスクを低減させる必要があります
  • 1カ月(初期)から3カ月程度の期間でメインテナンスを行い良好な状態を維持できるようにしていきます

インプラントのメリット・デメリット

メリット

  1. 周囲の歯に負担を求めない
    欠損した場合に主な治療法法はブリッジ、義歯、インプラントから選択します。ブリッジや義歯は固定方法が異なりますが、周囲の歯に少なからず負担を委ねる治療となります。一方インプラントは骨と直接結合するため骨への負担はありますが、歯への負担は天然歯列と同様な状況を保てます。
  2. 周囲の歯を削らない
    ブリッジの場合は前後の歯を被せるために削る量が増えることがデメリットとしてあげられます。義歯であっても必要な構造を作製するため表面を削る必要があります。インプラントの場合は周囲の歯を削る必要はありません
  3. 清掃方法
    インプラントブリッジやインプラントオーバーデンチャーの場合は通常のブリッジや義歯と同様に清掃方法が煩雑になることはありますが、単独でインプラント治療の場合は天然歯と同様な形態であることはメリットとしてあげられます
    インプラントと顎骨が結合するため、入れ歯などの義歯では味わえない天然歯に近い噛みごたえが期待できます。留め具などもなく、ご自分の歯と同様の感覚が得られます。
  4. 審美性
    歯肉との調和を求めて上部構造を作製するため審美性の回復が見込まれます
  5. 咬合力の回復
    義歯は顎堤や歯に負担を求めますが、負担域や維持力に限界があるため咬合力や咀嚼効率は個人差も出てしまいます。ブリッジは固定されるため義歯よりも咬合安定は得られやすいですが、固定しているため支台となる歯の状況に因る場合があります。インプラントは骨に負担を求めるため安定している以上は咬合力に対して良好な結果を得られます

メリット

  1. 治療期間
    骨との結合の時間を待つため3~4カ月(前後あり)程度の期間を要します。抜歯を前処置として行い治癒を待つ場合はさらに追加して期間がかかるため他の治療方法と比較して期間が長くなる可能性があります
  2. 外科手術
    1次、2次手術ともに切開、縫合などの処置が必要となり、術後の疼痛等を生じることがあります。また外科処置を行うにあたって、身体的理由でインプラント手術の適応外となることがあります
  3. 治療費
    健康保険の範囲と比較して治療費は高額となります。治療費についてはデンタルローンや分割支払いなどの方法もありますので治療方針決定時に相談していただければと思います
  4. 清掃方法
    歯肉の中に連結部が存在するため清掃方法は天然歯よりも細かく磨き切る必要があります。歯ブラシ以外の道具も使用しながら磨き方のコツを習得していただく必要があります

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