顎関節症・口腔外科|聖蹟桜ヶ丘駅徒歩2分の歯医者|聖蹟とよしま歯科

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診療室

顎関節症・口腔外科

顎関節症・口腔外科|聖蹟桜ヶ丘駅徒歩2分の歯医者|聖蹟とよしま歯科

顎関節症について

顎関節が痛む女性

顎関節症は1.顎が痛い(関節痛・筋痛)2.顎を動かした際に音がする(関節雑音)3.口が開かない・開けづらい(開口障害)の3大症状を呈する疾患です。顎関節症は関節を構成する骨や筋肉などの構造やバランスが崩れることで生じる疾患で、複数因子が関わることで起こると言われています。

顎関節症の症状

  1. 顎を動かす時音がする
    カクカク、ジャリジャリ、カックンなどで表現される音を日常生活で認める方は多いと思います。だいたい30%の方が認めるとの報告もみられます。
  2. 口を開けた時に痛い
    耳の前付近ならびに周囲(頭の方や顔の下の方まで)に痛みやだるさを発症します。こめかみ付近の痛みの場合偏頭痛を同様の症状を呈することもあります。
  3. 口が開きづらい、開かない
    朝起きてから急に口が開かなくなった、痛みがあって口が開かないなど様々な状況で起こり得る症状です。症状がひどい時は指1本程度しか口が開かないこともあります。
  4. 口が閉じない(顎が動かない)
    いわゆる顎が外れた状況が多いです。ただし顎が閉じなくなる症状は顎関節症以外の疾患でも可能性はあるため鑑別が必要です。
  5. 噛み合わせに違和感がある、噛んだ時に痛い感じがする(歯の痛みはなし)
    関節や周囲筋に疼痛などを生じた際に噛み合わせの違和感を訴える方がいらっしゃいます。また痛くはないけど噛みづらくなったなどの症状を呈することもあります。
  6. その他
    頭痛を含め首や肩の痛み・こりなどの症状を発したり、耳の痛みや耳鳴りなどの症状を呈することがあります。

顎関節症の原因

噛み合わせが主な原因と言われたこともありますが、現在では噛み合わせを含めた多くの要因が重なって生じる多因子疾患と考えられています。

  • 噛み合わせ(歯並び)や噛み方、嗜好品の性状
  • 顎関節の構造や筋肉の負荷能力
  • 不安やストレスなどに起因する筋肉の緊張
  • 打撲や外傷などの要因
  • 日常生活での癖(頬杖やうつぶせ寝、食いしばりや歯ぎしり)
  • PCやスマホを長時間使用するデスクワークなどの姿勢etc

顎関節症の治療法

多因子疾患であるため、特定の効果的な治療法がないのが現状ですが、多くの場合自然寛解、生活習慣改善、運動療法などで症状の改善が見込めます。噛み合わせが不正と言っていきなり噛み合わせの調整を行うことや健康な歯を削る場合はほとんどありません(早期接触と言って明らかに調整した方が良い場合は噛み合わせを部分的に調整する場合はあります)。まずは可逆的(後戻りが可能)な処置を必要に応じて検討し、症状が一向に改善しない場合に専門外来へ受診をしていただくことを提案いたします。

  1. 生活習慣の改善
    顎に負担をかけるような悪習癖について是正を図ります。特に、TCH(Tooth contact habit)や歯ぎしり・食いしばりなどの習癖は常に顎関節や筋肉に負担をかけるため顎関節症を引き起こすリスクが高まります。

    日中歯と歯を触れさせないようにする(行動暗示)

    日中の食いしばりや歯ぎしりを極力しないように気をつける(行動暗示)

    大きなあくびをすることや急に大きく開けるような行動は控える

    頬杖をついたり爪やペンを噛むなどの習慣は控える

    咀嚼時に片方のみを使用することや硬いものなど負担のかかりものは控える

    ガムなどを長時間噛み続けるなどは控える

    うつぶせ寝などの姿勢を控える etc

  2. 運動療法・ストレッチ・マッサージ
    顎関節には関節円板と呼ばれる軟骨のような組織が存在します。この関節円板の動きにより口が開けづらくなったり音がするなどの症状が生じます。痛みが強い急性期は安静にすることが必要ですが、その後適度な力を加えて顎の動きを正常に戻すような運動療法を行っていただきます。正常な状態に戻ることで症状の改善を図ることが可能です。
    また、入浴時など血流が上がる場合に関節周囲の筋肉のこわばりなどに対してマッサージをすることも重要です。
  3. マウスピース療法
    顎関節症に対して初めからマウスピースを適応させることはありません。ただし夜間の歯ぎしりや食いしばり(総じてブラキシズムと言います)の自覚または疑いがる場合は、ブラキシズムの対処方法としてマウスピースを作成します。厳密には従来の顎関節症のマウスピースとは噛み合わせの与え方などは異なります。就寝時のみ装着し夜間に顎関節周囲筋にかかる負担を減らす目的で使用します(ブラキシズムを無くすことは困難なため)
  4. 薬物療法
    痛みが強い場合などは鎮痛消炎薬の処方を行います。ただし長時間の使用に対しては効果が減じる可能性もあるため注意が必要です。こわばりが強い方は筋弛緩薬を処方するなどの選択肢もあります。
  5. 専門外来への紹介
    可逆的な治療や運動療法を行っても症状が改善しない場合などは顎関節の精査の必要性があります。その場合はMRIなどを含めた診断が可能である専門外来への紹介を検討させていただきます。

口腔外科について

口腔外科は、口腔内のみならず、顎、顔面(耳周辺から首周囲まで)の組織に見られる先天性(生まれつき)・後天性(生まれつき以外)の疾患・症状に対して予防や治療を行う領域です。親知らずを含む抜歯をはじめ、先天性の唇顎口蓋裂や発育異常の顎変形症、骨折などの損傷に対する治療や、感染症や腫瘍、粘膜疾患に対する処置や手術、さらに血液疾患やアレルギーなどの領域に足してのアプローチなど多岐にわたります。その治療方法も抜歯から手術などの外科的治療、放射線治療や薬物療法など一般歯科とは異なる治療方法の幅が広い領域です。
開業医(歯科医院)で専門的な診断まで行うことは難しい場合も多いですが、日々の生活の中で違和感や症状を呈することはあると思います。口腔領域には歯が原因となるものから悪性腫瘍(癌)まで様々な疾患や症状が発生しますので、少しでも不安な症状がありましたら一度ご相談してください。

口腔外科領域で多い症状やご質問

  • 噛んだ時や朝起きた時に歯や顎が痛い・顎の筋肉がだるい
    歯ぎしりや食いしばりなどの可能性があります。歯の痛みとして出た場合でも歯が由来の原因が見られないこともあるため包括的に原因を検討する必要があります。
  • 口が開けづらい、痛みがある・顎の音がする
    いわゆる顎関節症の疑いがあります。その症状や頻度等で治療方法が異なります。
  • 顔面の上の方から頭の方まで重たい感じがする・鼻の症状が続く
    上顎洞炎などの炎症の場合があります。耳鼻科領域と重なりますが歯牙が原因で起こる炎症があるため歯の精査も必要な場合が多いです。
  • 舌が痛い、ヒリヒリする・先端がしみる
    舌痛症という舌の痛みや違和感、灼熱感を呈する疾患です。腫瘍など他の疾患との鑑別が必要です。
  • 歯茎が赤かったり、白い感じがする・歯ブラシを当てるとヒリヒリする
    白板症、扁平苔癬などの粘膜疾患や金属アレルギーなどとの鑑別が必要です。
  • 口内炎が長引いている、できものが大きくなった感じがする、出血する
    口内炎と腫瘍の鑑別が必要であり腫瘍の場合は早期の発見が重要です。

一般歯科医院で多い口腔外科領域のご質問について

親知らずの抜歯

症状

  • 親知らずが奥から生えてきた、少し歯の頭が見えてきた
  • 奥歯が痛い、奥の歯茎が痛い
  • 歯茎が腫れてきた、痛くて口が開けづらい

対応

痛みなどの症状が出た場合、完全に生えない、噛み合わせに関与しないなどの親知らずは抜歯若年層に比較的多いです。親知らずが原因で周囲の歯肉に炎症が起こることで疼痛が発生する、または生える際の疼痛なども生じる可能性があります。また生え方によっては周囲の粘膜を傷つけるなどの弊害が出ることが多いです。そのような場合は親知らずの抜歯をお勧めします。抜歯の際には神経の位置など注意するべき構造もありますので、相談の上より良い判断を提示させていただきます。
また一般的に抜歯は虫歯や歯周炎などが進行した場合に行います。それ以外にも矯正のための便宜抜歯や親知らずの抜歯などがあります。また抜歯を行う際には全身状態や既往歴、服薬状況によって予防的処方や全身管理が必要となります。当院では口腔外科医や口腔外科外来との連携を行い体制を整えています

外傷・歯の脱臼

症状

  • 転んで歯が欠けた・痛い
  • 友達とぶつかって転んだら口の中から出血してきた
  • ぶつけた後歯がグラグラしてきた・歯が抜けた

対応

日常生活においてぶつけたり転んだりすることはありえます。またそのあたり方によっては顎関節から口腔領域へ影響する場合があります。歯をぶつけてしまった結果歯の表面が欠けたり、一部分が破折することもしばしばです。また歯がぐらついたり(脱臼)、場合によっては抜けてしまうなどの状態を呈することもあります。お子さんは特に遊ぶ時にそのようなトラブルがつきものですが、そのようなトラブルが起こった際は速やかに対応処置をすることが必要です。口腔内の裂傷に対して止血や出血部位の確認、歯がかけた部分に対しては修復処置や場合によっては神経を保存する処置、脱臼に対しては固定を行い整復する必要があります。

金属アレルギー

症状

  • 時計やネックレスなどで皮膚が荒れるので口の中の金属も心配
  • 歯茎が赤くなっている
  • 手足にブツブツができてきた

対応

従来、口腔内の治療で金属は多く使用されていました。現在でもまだ金属を使用する機会は多いのが現状です。口腔内で使用する金属は細かな成分を含めると多岐にわたり、それぞれで金属アレルギーのリスクがあります。例えば一般的には金属アレルギーが少ない金やチタンなどでもアレルギーが起こる可能性はあります。金属アレルギーは遅延型アレルギーに分類され、装着直後から症状が発症することは稀ですが重篤な症状の場合は手足や皮膚、口腔粘膜に至るまで症状が出る場合があります。逆にアクセサリーや時計など普段身に付ける金属でアレルギー様症状が出る方でも、口腔内に使用する金属では症状が出ない方も多くいらっしゃいます。金属アレルギーをご自覚の方や、不安に感じる場合などはご相談ください。必要に応じて皮膚科のアレルギーテストなどとも連携し治療方針をご相談させていただきます。

舌痛症

症状

  • 舌の先端がヒリヒリする
  • 舌が赤くなっている感じがするのとしみる感じがする
  • 舌の外側が痛い

対応

舌は口腔内で歯にはもちろん口蓋や粘膜などに常に接しています。また本来歯に触れない方が良いとされていますが、習慣的に歯と触れてしまうことでその刺激で疼痛が発生する場合もあります。口内炎や腫瘍、裂傷など器質的な原因が見られない場合に舌痛症と言う診断がつきますが、原因がはっきりしないことで症状が続く場合もみられます。まずは舌の診査を行い腫瘍などの所見がないことを確認し、症状によって漢方薬の処方などで経過を確認していき、症状の寛解が見られない場合は専門外来への紹介もご相談させていただきます。

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