歯周病治療|聖蹟桜ヶ丘駅徒歩2分の歯医者|聖蹟とよしま歯科

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診療室

歯周病治療

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歯周病とは

歯周病の女性

歯周病と聞いて多くの人は歯茎が痩せる病気とイメージするのではないでしょうか?歯周炎(歯周病、歯槽膿漏)の説明をすると『歯茎が痩せる』というキーワードを多く伺います。歯周炎は歯の周りの炎症と書きますが、この字が示す通り歯牙周囲の組織が炎症を起こしている状況を指します。歯周炎の前段階として歯肉炎という状況があります。歯肉炎は歯肉(歯ぐき)のみに炎症が止まっている状況のことです。それに対して歯周炎は歯周組織という4つの組織(歯肉、歯槽骨、セメント質、歯根膜)に炎症が及んでいる状態です。歯ぐきが痩せたという状況は、すでに歯を取り囲んでいる骨(歯槽骨)が吸収している状況であり、どちらかというと骨の病気というイメージを持たれた方が良いかもしれません。歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)から細菌が侵入し、歯肉に炎症を引き起こしたり、歯を支える骨(歯槽骨)などが溶けたりする病気です。

歯周炎は口腔内に存在する歯周病原菌が引き起こす炎症であり、多くは症状がほとんどないまま進行すること、一度吸収してしまった骨は元に戻らないことが特徴で、骨が痩せることで歯を支える部分が少なくなり、歯がグラグラ動いてくる状況に陥ります。この状況では噛むことが不自由となり最終的に抜歯を選択せざるをえないことも多いです。

歯周病と全身疾患の関連

最近多くのメディア等でも歯周炎と全身疾患の関連は強く言われており、多くの研究結果が報告されています。歯周病原菌や炎症原因等が毛細血管より血液の中に侵入し全身をめぐることが原因としてあげられています。例えば、歯周炎と糖尿病はよく関連因子として報告されていますが、糖尿病の値が改善すると歯肉の改善につながることのと、その逆に歯周炎の状況が改善したのち糖尿病の値も改善したとの報告があります。このような相互作用が様々な疾患と関連しているため、お口の中の環境を整えることと全身状態の改善が非常に重要と言えます。

歯周病の原因 -プラークと細菌-

歯周病は歯周病原菌の存在と、その菌が産生する毒素が原因と言われています。主な歯周病原菌としてP.g.菌(Porphyromonas gingivalis)・A.a.菌(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)・P.i.菌(Prevotella intermedia)・T.f.菌(Tannerella forsythia)・T.d.菌(Treponema denticola)などが知られており、これらの菌以外にも10種類以上の菌が関与していると言われています。

これら細菌の他に大きな原因になり得るのがプラーク(バイオフィルム)です。普段の歯ブラシを怠った状況下では磨き残し(歯垢;しこう)が歯の周囲に残存していきます。その歯垢の塊(プラーク)には1mgあたり1億個以上の細菌が存在すると言われており、常時細菌のリスクに接していることになります。それらプラーク中の細菌がそれぞれ共同体を形成しバイオフィルムというネバネバした膜に変化していきます。バイオフィルムは歯ブラシでは完全に除去することは難しくなり、絶えず細菌の毒素が影響する環境に陥ってしまいます。この状況で細菌が産生する毒素により歯肉の腫れや出血などの炎症を引き起こし、歯肉の炎症が続くことで歯周ポケット内の病原菌侵入が容易となりさらに歯周炎の原因を進行させてしまいます。さらにこのプラークが唾液の成分と結合し歯石へ変化します。

歯石自体は歯周炎の原因とはなりませんが、歯石が沈着することでその下に存在する歯周ポケットへのブラッシングは困難となり、細菌の言わば隠れ蓑のような役割を果たします。歯石に変化するとブラッシングでは除去不可能ですので、歯科医院での治療が必要となりますが、放置すると歯周炎(歯肉炎の慢性化含めて)の進行の原因となるので注意が必要です。

歯周病のリスクファクター

歯周病の原因は歯周病原菌とプラークであるが、リスクファクターとして身体的要因や、環境要因(生活習慣等含めて)が関わってきます。

微生物因子(歯周病菌)

準備中

環境因子

  • 口内の清掃不良
  • 喫煙
  • プラークの付着量
  • 歯ぎしり、歯の食いしばり、噛みしめ
  • 不適合な歯冠や義歯
  • 不規則な食習慣
  • ストレス
  • 免疫抑制剤の服用(免疫が低下している状態です)
  • 部分的に歯がない
  • 口で呼吸する習慣がある(粘膜や歯ぐきが乾燥すると、炎症が起こりやすくなります)

宿主因子

  • 年齢
  • 歯数
  • 人種
  • 糖尿病
  • 遺伝
  • 歯肉滲出液中の物質(歯肉から滲出する組織液で、その量は歯肉の炎症の程度と相関します)
  • 白血球機能など

歯周病はこれら様々なリスクファクターが絡み合いながら進行・増悪していく慢性疾患です。一度吸収した歯槽骨(歯を取り囲む骨)は完全に元に戻すような治療はなく、吸収したレベルをなるべく維持できるような治療となります。歯周病原菌を0にすることは残念ながらできないため、予防としてまずは徹底的なブラッシングにより原因のプラークを除去し、その他リスクファクターについても低減できるような心がけが必要になってきます。

歯周病の進行と症状

歯周病は一般的に次の段階を経て進行していきます。

健康な状態の歯と歯ぐき

健康な状態

薄いピンク色の歯肉で、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)がなく引き締まっています。ブラッシング時に出血しません。

軽度歯周病の歯と歯ぐき

軽度歯周病

歯ぐきに炎症が起き、歯周ポケットが深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時や硬いものを食べると出血することがあります。

見た目の状態

赤く歯ぐきが腫れあがり、歯と歯肉との間にプラーク(歯垢)がたまります。

中度歯周病の歯と歯ぐき

中度歯周病

歯ぐきだけではなく、歯を支える顎の骨にも炎症が進んだ状態です。炎症が慢性化し骨が溶けはじめます。歯周ポケットが深くなり歯がグラつきはじめます。口臭もあり、歯が浮いたような感じもあります。

見た目の状態

全体的に歯肉が赤く腫れあがり、変色がひどくなります。

重度歯周病の歯と歯ぐき

重度歯周病

歯根を支える骨がほとんど溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯のグラつきも、歯根が露出することでさらにひどくなります。口臭がきつくなり、膿も出て、放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。

見た目の状態

歯肉は赤紫色で、歯と接している歯肉がさらに腫れあがります。歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まるようになります。

歯周病の治療

歯周病の治療は、まず主訴を伺い口腔内の状況を把握していきます。歯周病検査とレントゲン検査にて歯周炎の進行程度を診断し治療計画を立案します。
歯周病の原因のうち、重要であるプラーク(バイオフィルム)や歯石の除去を行うことが第一に必要になります。ただし、歯科医院で行うプロフェッショナルケアで歯石等を除去したとしても、日常ご自身で行うセルフケアが不十分である場合、治療効果が得られない結果となってしまいます。そこでまず治療に際して最も大切にすることはセルフケアの徹底です。セルフケアを改善することで炎症の低減にもつながり、歯肉の状態や治療経過に大きく寄与します。

その後歯石除去や必要な治療を行い改善が見られた後はメインテナンスに移行します。歯肉・口腔内の状況によりますが1カ月~3カ月に1回程度チェックや歯科医院での清掃を継続していきます。歯周炎は慢性疾患で完治というような治療ではないため、改善した状況を長く保てるように清掃と検査を継続していきます。

歯周病治療の流れ(保険治療をベースとして)

1

問診 歯周病検査 レントゲン撮影

  • 歯肉の炎症や歯周ポケットの深さ
  • 歯の動揺度や付着の程度
  • レントゲンにて骨の状態確認
  • プラーク残留の状況やブラッシング確認
  • 磨き残しのチェックとブラッシング指導
  • ブラッシングの徹底
2

スケーリング、PMTC

歯肉縁上(主に見えている範囲)の歯石除去

3

歯周病検査

  • 歯石除去後の経過を確認
  • ブラッシングの再度チェック

SRP(スケーリング、ルートプレーニング)

  • 歯肉縁下の歯石除去と炎症罹患部除去
  • この治療をする際にブラッシングが不十部であると治療の効果は得られないため、ブラッシングが改善していることが条件となります
  • 治療の際は麻酔を行うことが多いです
4

歯周外科治療

歯周基本治療の後の再評価で、歯石が歯周ポケットの深部に入り込んでいて除去できていない場合は、フラップ手術を行うことがあります。麻酔後、歯ぐきを切開し、歯根を露出させて、歯周ポケットの奥深くにこびりついている歯石を取り除きます。また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。

5

口腔機能回復治療

治療によって改善が見られた場合、治った歯に対して被せ物(歯冠)、ブリッジ、入れ歯(義歯)を装着し、噛む力や食べる力を向上させます。

6

メインテナンス

治療が終わった後は、メインテナンスが必要です。歯周病は再発しやすい病気で、場合によって再度問題が見つかり、治療が必要となることもあります。メインテナンスは、定期的に口内や歯の周りの組織をチェックしたり、PMTCを受けたりして、口内を良い状態を維持し、歯周病の再発を防ぐものです。ご自宅でのセルフケアはもちろんですが、併せて数カ月に1回のメインテナンスをお勧めします。

あなたの歯は大丈夫ですか?

歯周病をチェックしてみましょう

  • 毎日の歯みがきで歯ブラシの先に血がついたり、すすいだ水に血が混じったりすることがある
  • 朝起きたときに口の中がネバネバしている
  • 口臭が長く続き気になる(継続する口臭は要注意です。本人は気づきにくいものなので、周囲のご家族などが知らせてあげましょう)
  • 以前に比べ歯が長くなった気がする
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯ぐきを押すと血や膿が出る
  • 歯と歯の間に食べ物がつまることが増えた
  • 硬いものを食べると歯が痛む
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が浮いているような感じがする
  • 歯並びが変わった気がする

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